2011年02月24日

ホールアース自然学校に行ってきました☆

どうも、カズです。
最近Twitter の面白さや広がりがやっと分かって来たかなって感じです。

昨日は、監督と一緒に、静岡県の芝川町にある、ホールアース自然学校を訪れてきました。
http://wens.gr.jp/index.html

実は僕自身、ホールアース自然学校のリーダー養成過程の一期生として、半年くらいこの自然学校に通っていたのでした。
そのときにいろんなことを教えてくれたスタッフの方はもういなくて、そして一緒に過ごした仲間も、それぞれの場所でがんばっているのだけど。
その中庭にある、たき火のスペースを見た瞬間に、そこで過ごした思い出や、笑ったり語り合ったことが走馬灯のように思い出されました。

そういう懐かしい場所が、芝川町にあったんだなあと、ちょっと寂しくも嬉しい気持になりました。


ホールアース自然学校から眺めた風景
IMG_0950.JPG


GreenDropは、森や映像のことだけではなく、組織の運営としてもまだよちよち歩きで、やってみて初めていろいろ大変なことが分かって来て「さあどうしよう?」と考えながら、いろんな先をゆく先輩方から教えてもらったり助けて頂いて、ちょっとずつ問題を解決しながらやって来ているんです。
今回は、組織としての運営のことや、いろんな制度的な仕組のことなどを教えて頂きにいったのですが、やっぱりそこでもさすが監督とホールアースのスタッフさん、森トークが熱くなっていました。

日本の山林はもともと、昔から人が出入りしていた里山と、ほぼ手つかずのままで残っていた奥山の原生林とがありまして。
里山は、人の手が入って、ちょっとずつ木が使われて、また植えられてという風に、共生的に人の手で管理されてきました。

でも戦後に国の政策で、森の奥の方まで、杉や檜といった針葉樹ばかりが植えられたようなのです。
そうやって奥山の方も原生林はほとんど無くなってしまっていて、一度人の手が入った森は放っておくと荒れ果てていく一方なので、現在は奥山もえらいことになっているそうなのです。
針葉樹は実をつけず、しかもあの細い葉っぱはほとんど光を通さないために下草も生えず。
下草を食べて生きる虫もいなければ、それを食べる動物もいない、細い真っすぐな木がただただ生えている、そんな暗い森になっているようです。
そう、生物多様性が失われている森ということです。

そうやって一度人の手の入った森のことを人工林といって、今現在、人の手が入らずほっとかれているところは、もともとの原生林に比べて保水力も低かったり、生物多様性も失われていたりという話を聞くのですが。
日本にはどうやら、そういう人工林のイメージに当てはまらない、すごい人工林があるというお話を、ホールアーススタッフのゆうこりんからお聞きしました。
それまでいろいろアドバイスをくれていた、じょりいさんが「ちょっとウチの森ガール呼んできますよ」と連れて来てくれたのですが、「本当にその森は綺麗で!」と目をキラキラ輝かせて話す彼女は、ほんまもんの森ガールでした。

人工林の日本三大美林があって、吉野スギ(奈良県)天竜スギ(静岡県)尾鷲ヒノキ(三重県)と、それぞれ独自の生物多様性を守る取り組みがされているそうです。

ゆうこりんが行って来たのは天竜と尾鷲、特に尾鷲の速水林業に行ったときには、その美しさと生き生きした生態に、これが本当に人工林!?と驚いたそうです。
速水林業のHPを覗いてみたりしたんですが http://www.re-forest.com/hayami/ 
近くの山で取れた木で家を造る運動、環境保全への取り組み、国際的な認証の取得などなど、先進的な取り組みをしているようです。

そんな話を聞きつつ、まずは天竜美林に取材に行かなきゃ!とワクワクは続くのです☆

新しいことを知るたびに「あれは違うんじゃないの?」「これはこうなんじゃないの?」といろいろ違う主張を聞くたびに、「うん?どっちも愛にあふれているけど、どっちがほんもんなんやろう?」なんて思うことが度々あります。

人工林がいい悪いじゃなくって、奥山の方が大切だとかどうかじゃなくって、それは森ということに対する「取り組みの多様性」というように受け止めていけれたらと思っています。

人って学ぶ度に、真剣になるごとに、自分の主張が出来てくると思うんです。
専門家になると主張で勝ち負けがあったり。
そうすると、あんがい反対の主張をしている人や意見を受け入れがたくなったり。

誤解を受けるかもしれませんが、僕らは多分「なんとかしたい」って気持はあっても主張はあんまりないんですよね。

だからこそ、いろんな取り組みの多様性を受け入れることが出来ると思うんです。


 昨日ホールアースの方々と話していて思ったのは「僕らはメディアだ」ということ。
ちょうど上関での原発反対運動がTwitterで盛んに流れていて、それでいてそのことはほとんどマスメディアで取り上げられていなくって。
何百人もの人達が衝突しているような大きな事件が全く取り扱われないというのは、やはり「あえて取り扱われないんだな」ということの証明ですよね。

ただ現場の様子はyoustreamなどで中継されていて、多くの人が目にすることになっているんですよね。
そしてその様子がTwitterで広がっていく。

僕は、グローバリゼーションの世の中が、どうやってローカリゼーションの世の中にシフトしていくのかな?というところに、強く関心と期待を持っているのですが、メディアも同様に、ローカライズ、というよりもローカル発になっていく方が健康なような気がしています。

そしてローカリゼーションの流れは、地下ではメディアが先行していくことでしょう。

僕らがメディアを持つ、情報に基づいたコンテンツを作成して提供するということの意味は、ただの情報提供ではなく、それぞれのローカルな活動を横につなげ、その繋がりと活動に栄養を与えていくことだと思うんです。

そこで大事になるのは情報の早さよりも、対象への近さと深さ、そこに映し出される人の営みからどうやって、人の暖かさや繋がりを拾い上げていけるかということではないのでしょうか。

近くにいくということは、そっとその人の近くに行かなければいけません。
ちゃんとローカルに佇めるか。
ニュートラルな気持で耳を傾けられるか。
そういう微妙なことが大切になるのも、新しいメディアの形なのかもしれません。

じょりいさん、ゆうこりんさんと一緒に
IMG_0953.JPG

そうそう、ホールアース自然学校では、築100年の古民家をベテラン大工さんとともに再生して「木のある暮らし」を全身で感じながら、匠の技を学ぶ「森と暮らしコース」という講座を通年で実施するそうです。

http://wens.gr.jp/program/kouza/morikura11.html

なんだか古民家に憧れる僕らもとっても興味津々です。
森好きだけでなく、古民家ファンの方もぜひチェックしてみてください☆


さらに、ラオスの旅のDVDについて、予告編がHPとyoutubeでアップされました。
http://greendrop.jp/GreenDrop/raosu_yu_gao_bianMovie.html
http://www.youtube.com/watch?v=f2s1VI7wij8
(youtube版はアドレスが変わりました)
ぜひ見てみてください。
そのうち、このブログにも埋め込んでみようかと思います。


それではまた、カズでした。

http://greendrop.jp/GreenDrop/Welcome.html
posted by ゆらゆら at 20:38| Comment(1) | 日記
この記事へのコメント
昨年は、ジョリーとゆうこりんがお世話になりました。
熱い森づくり。この秋からは森づくりの観点から狩猟にも取り組むことになったのです。
そして今朝、第一合のイノシシがかかりました。
森を守るためと言ってもの、一つの命。無駄にはならないよう、私たちの命の一部に取り込むことになります。

森の再生には狩猟問題は欠かせないものです。でもそもそもは人間が狼を絶滅させてしまったことで発生した問題。
その時代は我が子の命を守るために必死だったんだとは思います。
その結果、今の獣害問題が発生しているのですが、当時の人たちの行いを全否定することもできず。

時代時代で、森と人と野生動物が共に生きるため、最善をつくしていくしかないのでしょう。

カズさんは講座卒業生とのこと、ぜひまた遊びにいらして下さい。
(自然学校講座 四季コースへご参加だったのですか?わたしはちなみに7期生の卒業生なんです。カズさんは先輩ですね。)
Posted by ホールアース自然学校 じったん at 2011年11月02日 16:27
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